例会報告2014年上期


例会報告2013年下期へ


静岡県選手権2014(第13回大会) 2014年3月30日(日)
9時〜22時 アクトシティ浜松研修交流センター 対局室:405会議室 検討室:403会議室

まずは結果から、

優勝:Ortiz, Gabrielさん 3.5pt
優勝:木下晃さん 3.5pt
3位:西田直樹さん 2.5pt

今回は3.5ptが2人おり同時優勝です。

しかしながら、タイブレークの結果、Ortiz, Gabrielさんが全国大会への切符を手に入れました。
おめでとうございます!

ところが、Ortiz, Gabrielさんはまだ全国大会へ行くかどうか決めかねているとのことです。
ただ、JCAへの申込期限は4月7日(月)ですので、4月2日(水)までに回答をもらうことになっています。
彼が辞退した場合は同時優勝の木下さんが全国大会へ行くことになります。

この代表権の行方については末尾に追記します。


それはさておき、

本日は朝から春の大あらしが吹き荒れ、まさに波乱の幕開けを予感させる天気でした。

対局者 10名
見学者 2名
総参加者12名

ちなみに、元代表鈴木も運営のお手伝いとして参加(見学)しました。
この件は代表の秋永さんしか知りませんでしたので、一応他の参加者にはちょっとしたサプライズのつもりです(笑)。

まぁそれはいいとして(笑)、
今大会は、静岡、愛知、岐阜、三重の東海地方からの参加者に加え、関東からの遠征者を加えた計10名により、
全国大会への切符を賭けた熱き戦いが繰り広げられました。


【第一局】


窓の外で横殴りの雨が降る中、時間通りに開始しました。

通常、一局目はレーティング通りの結果となることが多いのですが、この一局目はナント、5試合すべて白番が勝ちました。
チェスの場合はどうしても先番が有利ですので、ある意味自然な結果であるといえます。
ただ、特に初戦はレーティング差が大きい人同士があたる上、上位ボードから順に上位者がもつ色が変わるため、
普通はバランスの良い結果になります。よって、今回はかなり珍しい例だと思います。

トップボードの 西田 VS 倍井 戦は、激しい攻め合いを制した西田さんの勝ち。


【第二局】


昼食後に時間通りに開始しました。

一局目よりも白熱した試合が多かったように思います。5試合もあれば1試合くらいはブランダーですぐ終わるものですが、
第二局はどの試合もじっくり考えて対局しているという印象でした。

トップボードの 福谷 VS 高田 戦は手数こそ20手足らずでしたが、どちらも時間をたっぷり使った上での納得のドローでした。

二番ボードの 倍井 VS 木下 戦はクィーンとポーンのエンディングになり、お互い持ち時間が少ない中、難しい時間が続きました。
ただ、最後は木下さんが押し切って勝ち。


【第三局】

少し遅れて開始しましたが、この頃には雨も止んで雲の合間から青空が垣間見えました。

トップボードは Ortiz VS 木下 戦です。
実は、第一局からこの第三局まで、トップボードの顔ぶれがすべて違うという波乱の展開となっています。

そして、その波乱の展開の立役者?!の一人が、今回初参加のOrtiz, Gabrielさんです。
彼は今回JCAの大会には初参加ですのでURですが、初戦で名古屋CC代表の堀江さん勝ち、二局目は初戦でレーティング
最上位の倍井さんを破った西田さんに勝って、最下位ボードから上がってきました。

ということで、これはどこぞの国のマスターか?と思い、二局目終了後に検討室でいろいろとインタビュー!?してみました。

なんでもフィリピンから今年1月に来たばかりで、住んでいるのは浜北(浜松市の東北部)で、2年ほど居る予定だそうです。
で、これが驚きなのですが、彼は国際レーティングもフィリピンの国内レーティングも持っていないとのことです。
個人的に楽しみでやっているだけで、現状ではただネットで指すだけで、レーティングゲームをやったことがないとのこと。
つまり、これまでレーティングをもったことは一度もないとのことでした。

正直、本当かよ(笑)?と思いました。
なぜなら、棋譜はそれなりに書けていましたし、手つきも対局時計の扱いも自然でした。
つまり、最近はネット中心であるものの、決してOTBチェスは今回が初めてでは無さそうです。
いずれにしても、まだまだ謎の多いプレイヤーですが、彼の実力は確かです。

なお、彼は浜松チェスサークルの英語版のHPを見て参加してくれたということで、
HP管理人としてはうれしかったです。

ちなみに、彼は意欲がありそうですが、浜松チェスサークルの活動は現状年一回です。
よって、名古屋チェスクラブの話をしたところ、結構良い反応が返ってきました。
最近は東海地区のレベルが上がってきているみたいですが、もし彼が名古屋チェスクラブの常連となれば、
また更に東海地区のレベルが上がることは間違いないでしょう。

なお、トップボードの結果は黒の木下さんがやや良しのドロー、二番ボードの藤澤さんと高田さんの師弟対決もドローでした。


【第四局】

日が暮れてきましたし、またほとんどが遠方からの参加者ということで、検討時間を削って時間通り開始しました。

トップボードは 木下 VS 高田 戦です。
2番ボードは 福谷 VS Ortiz 戦です。

ポイントリーダーの木下さんとOrtiz, Gabrielさんは勝てば優勝確定です。

そして、この代表権を賭けた大一番の真っ只中に、元副代表の白井さん(見学)が登場!
ちなみに、白井さんが来るのは元代表鈴木だけが知る2つ目のサプライズでした。
秋永さんにも言ってませんでした。

元代表鈴木は運営のお手伝いで来ましたが、せっかく来たのだからやっぱりちょっとはチェスしたいじゃないですか(笑)、
ということで、対局室の様子もうかがいつつ、検討室でブリッツを数局楽しみました。
ただ、2人とも久し振りなのでポカが酷かったです(汗)。
2人とも特にナイトの効きが見えませんでしたが、逆にその他は意外と自然で、ブランクの影響はあまり感じませんでした。

そうこうしている内に、2番ボードから5番ボードまですべて黒勝ちにて終局しました。
残りは一番ボードのみです。2人とも数ピースのエンドゲームを時間とも戦いながら奮闘しています。

ただ、最後は、木下さんが高田さんを押し切り大熱戦を制しました。


20時半頃に記念撮影して解散。

最後はこれまたいつも通り、秋永さん、白井さん、鈴木の3人でいつもの「さわやか」で深夜まで盛り上がり、
長い一日が終わりました。

みなさんお疲れさまでした。



4月1日

Ortiz, Gabrielさんが代表権を辞退したため、静岡県代表は木下さんに決定しました。
これにより、東海地区からは、

愛知県選手権:高田侑一良さん
静岡県選手権:木下晃さん

の若手2名が今年5月に開催される全国大会へ出場します。

今年権利が取れた人も取れなかった人も、ここはぜひみんなで応援しましょう!!


当サイトの更新は、2014年4月1日をもって終了致しました。
つきましては、今後の予定等はこちらの新サイトにてご確認下さい。


トップへ
トップへ
戻る
戻る